(c)shinichi kyousen suzuki2003 / 無断転載お断りします

松井如流  自詠自書の世界

どんぐりの實栃の落葉白い風 秋の演出者が揃って來た園    (昭和57年) 松井如流新春書展
閉じる
※ 代赭ー赤土から作られる天然の酸化鉄顔料の色をさす。やや明るい茶色。茶色よりみと黄色みが少し強い。赤土は別名「赭」ともいい、中国代州で産出する赤土が有名だったことから、この名がついた

※ たつきー生活の手段、生計  朝朝ー毎朝、朝な朝な

かそかなる光もたらすひとつとも はるのちかづくあかつきの雨

ひと日はれ春のゆふべは古ビルの 
代赭の色もかゞやきをもつ
炎熱の空にはりつくアドバルーン 
孤獨はかゝるところにもある
(c)shinichi kyousen suzuki2003 / 無断転載お断りします

その日その日をたのしく

公園を渡る風あり冬木々は 葉をふるひたる安けさに立つ
日に光り乱れ散る葉の色美し ひとりの足をふみいるる園
どんぐりの實栃の落葉白い風 秋の演出者が揃って來た園    (昭和58年) 

わがたつきまづしかりともあさあさのめざめうれしもすこやかにして